全米ゴルフ協会が身代金ウイルス感染、犯人はビットコイン要求

8月9日に男子ゴルフの米国ツアーメジャー最終戦である第100回全米プロゴルフ選手権がスタートした。しかし、主催する全米プロゴルフ協会のネットワークが、何者かが招いた身代金ウイルスに感染していたことが明らかになった。

ゴルフ専門誌である「Golf Week」の記事によると、身代金ウイルスによって今回の大会運営に関わるドキュメントのいくつかが暗号化され、閲覧不可能になっているという。そのなかにはイベントの告知用の素材及び、大会のロゴなどが含まれており、関係者らは早急な解決を急いでいる最中だ。今回の事件を調査した、セキュリティ企業「Bleeping Computer」は全米プロゴルフ協会のシステム上に残された文言が、BitPaymerと呼ばれる身代金ウイルスのものと類似していると指摘しているという。BitPaymerに感染した場合、有効な対処法はなく、犯人らは身代金の支払いを要求しているという。

犯人らはビットコインウォレットのアドレスや2件の暗号化されたEメールアドレスを提示しているが、身代金の額は明らかにされておらず、謎の包まれままであるという。しかし、「Bleeping Computer」によると以前起こったBitPayme攻撃では、ファイルの復旧と引き換えに約3800万円を要求していたという。ハッカーらは彼らの復旧ツールが有効である証拠として、2つのファイルの暗号の解除を申し出ているが、全米プロゴルフ協会は取引に応じる意向はなく、身代金は支払わない方針であるという。というのも、暗号化の解除のみが復旧手段ではなく、バックアップデータを用いて復旧を行なうほうが、素早く安全な対処となる場合も多く、身代金を支払う必要もないのだという。





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